高校3年生の主人公・木下巴は、弓道部の部長。
弓道道場主である祖父につき、幼い頃から弓道を嗜んできた。
最近の関心事といえば、跡継ぎのいない道場の行く末。
毎朝道場の雑巾掛けをしたり、インスタント食品はあまり食べたことがないという、
今時の高校生とは一味違う古風な女の子である。
そんなある日、同じ弓道部の男子から「部活の後、話がある」と意味ありげに告げられる。
放課後、待ち合わせ場所の図書室で彼を待つ巴だが、
時間を潰すため手に取った一冊の本が、彼女の運命を大きく変えることになる。
「なんの本だろう。なんだか不思議な装丁だな」
昔の中国らしき地図が描かれ、『三国志』の文字が記された本。
中には武将の顔が描かれた人形が収められていた。
巴は面白半分で、本に書かれた質問に答えていく。
うっかり落とした人形が、本の上で跳ねる。 その瞬間、ゆらりと地図が揺らぎ――……
突如、本が光りだした!
「え……、何、これ……!?」
再び目を開けた時、そこはもはや彼女の知る世界ではなかった。
血で血を洗う戦乱の世で、巴を待ち受けるものとは――!?
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木下 巴 (きのした ともえ) (※名前変更可)
- 全国大会レベルの弓道部部長を務める高校3年生。
運動神経抜群でリーダーシップもあり、礼儀正しいしっかり者。
名門道場の家に生まれ、幼い頃から祖父に厳しく鍛えられてきた。
そのせいか、今時の女子高生にしてはやや古風なところがあり、友人にからかわれることもしばしば。
ひたすら弓道に打ち込んできたため、部内に親しい男友達はいるものの色恋沙汰には疎く、恋愛経験は皆無。
「男子って知らないうちに力をつけてるんだなあ。 私も負けないように頑張らなきゃ」
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仲穎 (ちゅうえい) CV:鳥海浩輔
- 奸知に長けた群雄が入り乱れる三国史上、最も冷酷無比と言われる男。
貪婪なまでの権力への欲望を隠そうともせず、目的のためなら手段を選ばない。
圧倒的な○さを誇る武将・奉先を配下に従え、その力を最大限に利用し暴虐の限りを尽くしている。
だが、おびただしい屍を積み上げて手に入れた権力の高みにいる仲頴は
時に虚無的に見え、その目的は杳として知れない。
書画や骨董など、風流を好む粋人でもある。
「私は死など怖くない。 生と死にどれほどの違いがあるというのだ」
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奉先 (ほうせん) CV:小西克幸
- 三国史上最○の名を欲しいままにする豪傑。
三度の飯より戦が大好き、“○さ”のみにすべての価値観を置く。
己の力のみを信じて戦乱の世を渡り歩き、仲頴に気に入られその部下となる。
素行は粗暴で勝手放題だが、巨躯と圧倒的な○さゆえに誰も逆らうことができない。
行動力はありすぎるほどあるが、かなり単純で粗忽者。
意外にシャイでピュアな面もあるが、戦い以外には無頓着で心の機微を読むことは苦手中の苦手。
特に女心はまるで分からず、良かれと思った行動は大概裏目に出てしまう。
「人に呂布奉先あり、とは俺のことだ」
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本初 (ほんしょ) CV:興津和幸
- 名門・袁家の御曹司であり、特にこれといって苦労することなく当主の座についた。
温和で争い事を好まず、動物や草花を愛でるほうが性に合う草食系の青年。
前作に登場した孟徳の学友。
自力でなく流れのままに家を継いだことを理解しており、自分は名家の長を務める器ではないと分かっている。
決して戦向きとは言えない性格だが、周囲から求められるのは戦場における名家当主としての手腕。
彼自身の意思に反して、否応なしに戦火の渦中へ身を曝すこととなる。
「お前の役に立てるというのは、なんともこそばゆいものだな」
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伯符 (はくふ) CV:鈴木達央
- 不慮の死を遂げた父・文台の後を継ぎ、若くして孫家の当主となる。
老若男女を魅了するズバ抜けたカリスマ性の持ち主で、賊あがりの荒くれ者たちを束ね上げている。
並々ならぬ野心と自信ゆえに、時に無茶をして周囲をハラハラさせることもある。
豪放磊落な男だがガサツではなく、意外と女性の扱いは丁寧でスマート。
参謀の公瑾とは気が置けない仲で、よく軽口を叩き合っている。
「面白そうな女だ。 我が陣に来い」
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華陀 (かだ) CV:花江夏樹
- 突然ふらっと現れては知らぬ間に姿を消している、気まぐれで謎めいた人物。
とんでもない名医……らしいが、その素性はベールに包まれている。
「痛ったぁ〜…… まったくもう、これだから軍人には関わりたくないんだよ」
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