スナフさんのレビュー一覧
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全てにおいて高レベルなゲーム
2015年07月13日 by スナフ さん
いや、すごいですね。シナリオ、キャラ立ち、構成、その全てが素晴らしいです!
基本的に、頭脳戦を主体とするシナリオですが、
学園と裏社会の顔を持つ主人公の設定が物語に緩急をつけてくれるので、
シナリオは長いんですが全く飽きが来ません。
向日葵〜とどこかしら設定の似ている部分もありますが、
こちらの方が世界観や物語の規模は上かなぁと感じました。
詳細な物語の概要は省きますが、相手を追い詰める、追い詰められるといった緊迫感や、
様々な伏線、裏をかいたシナリオ展開など、良い点は様々です。
最終章にみる切なさは、他のゲームに無い類のものがあり胸に来ます。
ラストシーンでの主人公はどれほど辛く、苦しく切なかったことか…ぜひ皆さんに感じて欲しい…。
そうプレイ後に思えた作品です。これは本当に感動しました。
間違いなく自分にとって最高の作品です。
映画化して欲しいくらいですね。
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楽しいね!では終わらない、人間ドラマ
2015年07月01日 by スナフ さん
シナリオ:端的に言うと「バンド活動を通して描く人間ドラマ」。
主人公も含めそれぞれが胸に大きな苦しみを抱えながらも、
バンド活動を通して登場人物たちの成長、苦悩、色んな意味での別れを通し、
今を懸命に生きることの大切さを教えてくれます。
また、不意に昔の自分を思い出し重ね合わせてしまう…そんな作品。
構成:
コミカルな場面とシリアスな場面の使い分けや
物語の起伏がしっかりしていて飽きることはありません。
テキスト:
全体的にテキスト量が多いです。ゆったりした展開の序盤は多少うざったくも感じますが、
バンド活動が本格化する頃には全然気にならないようになります。
キャラ:
どのヒロインも背景やキャラがしっかり描かれている。それだけに感情移入しやすい。声優も◎。
個人的に恩田君、最高(笑)すげえ、あの情熱は。
BGM:
バンドマンが立ち上げたブランドだけに、文句なし。
ただ、某アニメのように何もかもが上手くいって、楽しいね!では終わりません。
“音楽で食っていく難しさ、人生の悲哀”まで描いた作品なだけに、
終盤の展開は胸を打ちます。特にキラリルートは。
遺された想いを胸に歌い上げるラストナンバーには涙が出そうでした…。
本当にぜひプレイして欲しい作品。文句なしに5ツ星。
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「グリザイア ファントムトリガー 第1・2巻セット版」(商品ページ)
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新たな美浜学園の物語。 [Getchu.comで購入済み]
2017年04月30日 by スナフ さん
グリザイアが帰ってきた。パッケージ帯封のキャッチにある「受け継がれし風見雄二の遺伝子」にどこかしら期待してしまい、2巻セットで購入。
1巻で出会い、2巻ではレナの過去が描かれてます。
構成はこれまでとは違い、1巻1章の選択肢皆無なADV。
設定、舞台は元より、BGMも大半を前作から流用してますが、
前作の皮肉や小ネタの効いたあのテキストはもうありません…(T-T)。
普通の女の子に見えるのに深い闇や精神疾患を抱えていた前作の掘り下げと比べてしまえば、
身近なリアルさが欠ける分、女の子の心理描写や背景のインパクトはどうしたって浅く感じます。
本作では、戦うべき環境で育った人が戦ってるだけともいえますが、
“殺すことが当たり前”という“人としての危うさ”を、
先生という対比キャラやハルトを軸にした、共に戦う仲間との関係性の中でどう描くか、
で作品全体の評価が変わってくると思います。
そうした意味で、ガンヲタが好きそうな小ネタを詰め込んだシーンなんかより、
レナのONとOFFの心理描写に時間を割いて欲しかったのが残念な所。
最後に、タナトスさん再稼動は少し嬉しかった。
存在が公になったこと、3ヶ月以内に安定的な電源を確保しても
内部データが破損しては再稼動できないはずだったんだけどね…。
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良質なシナリオゲー [Getchu.comで購入済み]
2016年04月04日 by スナフ さん
体験版が面白かったなら間違いなく楽しめる作品。アクチの有無とシナリオの質は無関係なので作品だけでの評価です。
物語は学校の七不思議や主人公を苦しめる旧校舎の幽霊の謎とその解決を中心に展開。
多少ルートごとに展開の深さが異なるけど、変に能力を駆使するだけの厨二展開ではない、良質なシナリオ。
地味に良かったのは、物語上でのキャラの配置バランス。
能力を持つ霊能探偵がいても、あくまで物語を誘導する役割。出しゃばること無く支える側。
主人公とその仲間が笑いを交えつつも憎悪の塊と化した霊と向き合うシリアスな展開をうまく支えていて、おかげで物語の緩急、明暗が明確に。
“どうして生前にこんな風に生きられなかったのか”
異界に引き込み主人公を苦しめてきた悪霊の真相を主人公が理解していく過程は、とても苦しく切ないものでした。
単に「成仏して良かったね」ではない、“精一杯生きる大切さ”も隠れたテーマとなっています。
主題歌も雰囲気にマッチしていて、総合的によい作品でした。
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全体的にいい作品
2015年07月13日 by スナフ さん
個々のルートによって質の違いはあるけど、全体的に“いい作品”。設定:
超の付くお嬢様学校での物語、攻略キャラ多数なだけに色んなパターンの物語を楽しめます。
家柄は皆、名家であり富豪でありながら、彼女たちはその心に苦しみを抱えており、
その解決の過程が描くストーリーの肝となります。
分校と本校に別れていますが、キャラが多いから別れているだけです。
シナリオ:
個々のキャラクターの背景や人物像、抱えている葛藤を解決していく中での心情の変化に至るまで、綺麗に描けていて好印象!
泣き要素はありませんが、どれかひとつは胸に残るシナリオがあるかと思います。
キャラクター:
みやびー、殿子がいいですね。あと、ワンボ(笑)。声優さんもいい演技してます。
ただみさきちとすみすみの水着の立ち絵がどうにもしょぼい。
あと、残念なのがCGの使いまわし(みさきちルートHシーン)と似たようなテキストの流用(邑那ルート。)。
キャラを一人減らしても良いから、しっかり必要な場所に必要なCGを入れて演出も○化して欲しかったです。
それにしたって、これだけ攻略対象キャラがいてそれぞれがしっかりと背景も描けていて、
物語に当たり外れが無い作品も珍しいので、そういった点は評価すべき点。
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泣きゲーというより、考えさせられる作品。
2015年07月01日 by スナフ さん
代わり映えのしない、何てことの無い日常の中に突如として降って湧いた“小惑星衝突”のニュース。
じわじわと真綿で首を締められるように死に直面させられていく
仲間達(+島民)の心理変化を友情や恋愛を通して描いた物語。
生きるということの意味、価値、大切さについて“考えさせられる”作品。
シナリオ:
序盤から、淡々と物語が一定のサイクルで進んでいく感じですが、
落ち着いた雰囲気を作ることでキャラの心理変化が色濃く映るように工夫されてます。
キャラクター:
夕陽も朝陽も青葉も水守も皆それぞれに魅力的。声優さんもキャラ絵も可愛くグッド☆
BGM:
物語の雰囲気にとてもマッチしています。
(以下、深く考えなければ問題ないレベルの話)
登場する女の子達と主人公との間での心理的変化がこのシナリオの肝なので、
・ヒロインたちとの日常に支障が出るほどの劇的な社会生活の変化があったらシナリオ的に困る
⇒人口密度の低い島の中での物語
⇒比較的波風立ちにくい
⇒物語の起伏が少ない…です。
それと、物語のきっかけに過ぎないとはいえ“小惑星衝突のニュース”で始まった物語だけに、
個別ルートでは“最後の瞬間”が気になってしまいます。
恋愛や友情を語るには“きっかけ”が少しでかすぎたかも。
そのかわり、死と向き合うような設定にしたことで主人公達の内面が丁寧に描かれており、
ただの切ない男女の物語をとしてではなく“人はどう生きるべきか”についてまで踏み込んだ作品になっています。
それだけに、アフターまでプレイを終えた時、皆さんの心に何かが残る事と思います。
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作品としては○。システム面が×。
2015年07月01日 by スナフ さん
“複数の事件が絡まりあいひとつの物語をなしている”猟奇殺人を紐解くミステリー。システム、シナリオ、BGM…いずれをとっても完成度の高い作品。前作、“殻ノ少女”に比べシナリオは増量。
不満点としてはシナリオ配分と展開の仕方が挙げられます。
増量した分過去編にここまで分量かける必要はなかったんじゃ?ってくらい過去編はやたら長い(^-^;)。
トゥルーエンドに行くには二週しないといけないし、過去編を飛ばせない。
スキップがやたら遅いこともありクリアまでにストレスたまりまくり。
増量した割には悪しき因習が生み出したパラノイアに○人が囚われていく過程とかあるわけでもない。
人型集落の殺人はストーカーレベルの動機で、10数年の時を経て連続殺人を○○ほどの狂気を感じなかった。
残る不満点はとにかくシステム面。
環境依存による問題で、クリアデータがゲーム終了後に消えることがあり、
環境依存以外でも、立ち絵の目口差分表示に4秒近くかかり、
その間ボイスが再生されないなどイライラが募る仕様。
しかもその影響で前述のようにスキップまでやたらと遅い(パッチ配布済み)。
それでも、丁寧な人物描写の上で生み出される人間模様は物語に深みを生み、プレイヤーを引き込みます。
サスペンスではコンシューマー作品でも足元に及ばないレベルの作品になっており、
18禁はアダルト描写のためだけに非ず…を顕著に示した作品となっています。
本作で主人公の抱えるパラノイアにもひとつの区切りも付き、いよいよ次作…最終章へ。
前作プレイ済みの方はぜひプレイすべき作品です。
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「Bradyon Veda -ブラディオン ベーダ-」(商品ページ)
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作り手の意気込みが伝わる作品 [Getchu.comで購入済み]
2015年06月29日 by スナフ さん
今胸に去来している想いを書き表すならただただ「すごい」の一念でした。大抵の人なら一度ぐらいは「あんな話があったらいいな」とか、
「あんなキャラクターが居たらいいな」とか、
そういった空想や妄想を広げたことがあるのではないかと思います。
ただそれらを脳内から取り出し他人にも理解出来る形にするというのは
それなりの知識・技術・労力が必要で、その段階で諦める方が大半かとも思います。
このBradyonVedaという作品は、そういった「知識・技術・労力」を絞るだけ絞りきって、
脳内にある「最高にCool」な世界を、プレイヤーの目に見える形に落とし込んだ、
そんな膨大なエネルギーを感じる作品でした。
(他の作品がそうではないとは言いませんが、特に今作はそれを感じました)
ただ何と言いますか、そのエネルギーと世界は「本当にすごい」とは思いましたが、
エンタメとしてどうだったか、バトル系ADVとしてどうだったか、と聞かれると、
ちょっと所ではなくとっつき難かった、という感じ。
本作はジャンルを「神術バトルADV」と銘打っていますが、
その神術バトルの部分がまず難解でした。
体験版におけるvs清悟の時点でその片鱗を味わうことが出来るわけですが、
あれはまだ分子・原子レベルで話が済んでいるので全然マシで、
上位3人(小萌・アルフレッド・クラウディア)の神術に至っては、
話が素粒子の世界へと飛んでいくので 、
大学で物理学を専攻していないと何がなんだか状態に陥るのではないかと思います。
また、分子・原子レベルで済む話でも化合物名がじゃんじゃか出てくる上に、
文字情報のみでそれらが何かを説明、
もしくはなんの説明もないまま使用・解決されていくので、
「何かすごい事をしているようだが、何をしているのかわからん」となる場面が結構多かったです。
神術バトルはその辺の膨大な知識をどこまで理解出来るかで、
その妙を感じ取れるか取れないかが決まると思うので、
非常に玄人向けのバトルだった、という印象。
そのためエンタメ的な爽快さとは無縁だったように思います。
次にADVな部分ですが、これはもうSFノベルと書いた方がいい、
そんな感じのスケールを感じました。
復讐譚から世界の平和を守るため、みたいに展開をしていくかと思っていた話が、
5章の段階で時空野とか量子脳とか高次元認識生体とか、
いったい何処までインフレしていくんだよ!という壮大すぎる話にシフト。
カエデルート・紫音ルートではあくまでも「人間」としての
立場を貫き地球上での話しに終始していましたが、
エピローグにてルキとテオの会話を読んだ時は、
「これが絶望か」と思わざるを得ないほどの「スケールの違い」を実感しました。
あそこまでやり終え「BradyonVedaの意味」を知って感じた事は2つあります。
1つ目は、結局これを言いたいがためのゲームだったんだな、です。
それに気付いた時にRoutesを思い出した訳ですが、
道中色々あったものの締めにタイトルを持ってくると言う、
全てはタイトルに帰結するタイプのゲームであるという納得。
2つ目は、所詮これは語り継がれる御伽噺であり、
話が主役、キャラクターは舞台装置、という思いを○くした事です。
ゲームをプレイしている間常に頭の中を過ぎっていたのですが、
第七時空野で消滅したあの伝説の9人以外のアナザースクライブには、
どうも感情移入がし難かったんですよね・・・
彼らが交配保存して生まれた本編での10人しかり、
それらの同位体として生まれたエピローグの20人しかり、
彼らの「立脚点」は全て他人から与えられた物であり、
しかもそれを自分の中で消化した訳でもなくただ与えられたままに妄信している。
もちろん「量子脳」「相事象克耐兵器」という極めて特殊な立場なためそうなってしまったのでしょうが、
それでも自分だけの「願望」みたいな鮮烈なモノを持っていなかった、
また持っていたとしてもその背景を極少量のテキストで済まされてしまっていたので、
何か行動をとっていても、またバトルをしていても、何だかどのキャラクターも
薄っぺらくて燃える事が出来なかったのですが、
全て話をエピローグに帰結させるための過程だった、と解釈してしまうと、
それらの薄さも納得という感じでした。
話が大分脱線しましたが、
並行世界と言うありふれた多世界解釈ではなく
多世界を時間と言う一つの流れに乗った枯葉達とする世界観は新鮮でしたし、
それらの世界を繋ぐT粒子・テラウェーブ・ユラウェーブ、
そこからより高次な世界・存在、
そこに至るための道筋である関数・廃数・定数の存在、
そしてどうしようもない程の高次元認識生体と時空内存在の認識の隔離、
久しくこういったSFとは離れていたので、その設定と考え方には非常に面白さを感じることが出来ました。
難しい話はこの辺までにして、あとはざっくりとゲームに感じたことについて。
・日常会話は非常にウィットに富んでいて面白かったです、かなり好み。
・用語辞書がDATAにありますが、やはり図解とセットで欲しかったです。
T粒子の説明で用いられた図解は良。
・グラフィック、この絵柄は好きです。
1枚絵のクオリティは申し分ない、立ち絵はキャラの身長比が少々おかしかった気もします。
・ボイスはみな良く合っていたし演技も素晴らしかったです。
・演出、やはり説明パートにもっと図解が欲しかった、
それだけで理系の人でなくともある程度理解は深まったと思います。
また戦闘演出、直近でEAをやったばかりなので、もっとぐりぐり動いて欲しかったし、
武器やエフェクトなどのビジュアルを用意して欲しかった。残念。
・エロシーン、元々それ目当てではありませんでしたが、
カエデにも紫音にもフェラがあったので満足。
特に恥ずかしそうな紫音たまりませんでした。
カエデと劉の中途半端なレズシーンを入れるぐらいなら何故ヴィヴァのHシーンを入れなかった!
・BGMは全体的には作品にあっていたけど、コレという曲はありませんでした。
勝利BGMの「Dog of War」ですらあまり印象に残らないぐらい戦闘盛り上がらなかった。
完全に余談ですが、次回予告の「World Jumper」 を作品イメージに据えて、
まさに「World Jumper」な作品としてエンタメ的な派生作作ったらすごい楽しそう。
・ノベルタイプの文章表示はもっと横幅を広げるとか調節して欲しかった。
横枠と立ち絵の顔が被っていることが多すぎて、割と論外な感じ。
・阿含が結局なんだったのか個人的によく理解出来ていない。
ルキとシーが辿りついたサイシーを支配していた者達だったのだろうか。
何にしても量子脳たちが追い込んだ者達に逆に追い込まれるとは皮肉な話であった。
・EDロール後の13種族の話は続編の布石なのかもしれませんが、
更にビジュアル的な描写が難しくなっていくので、抜本的な見直しが必要なのではないかと思いました。
・そんな事よりBradyon学園!
エンド後のタイトルの紫音のスカートの中に潜り込みたい。
BradyonVedaは本当にBradyonVedaでした。
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物足りないし盛り上がりに欠ける [Getchu.comで購入済み]
2017年02月11日 by スナフ さん
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演出と構成に難あり。 [Getchu.comで購入済み]
2015年12月13日 by スナフ さん
幾度かの延期を経て発売にこぎつけた本作。それだけに期待もひとしおだったんですが、感想はタイトルのとおり。
演出や構成の問題です。
ゲーム構成としてADV→SRPG→ADVのせいでシナリオや展開がぶつ切りに感じます。
本作の売りのひとつである3D戦闘シーンによる演出も時間がかかるからほぼOFFってました。
たぶん、本作はシナリオの薄いADVに思考時間の長いSRPGを組み入れた時点で詰みだった。
物語の間が開くこと以外にも、やりこみ要素が乏しく別ルートをやる時にはSRPGをとばせる様にしてあることで、
SRPGというもうひとつの売りを放棄してしまっている。
同じような構成だけどバルドスカイは何故気にならないのか?
バルドスカイはマップが似通っていても武器の成長やコンボを組み立てる楽しみで周回プレイを楽しめるようにしている。
演出上もACTパート内でもADVが進むため物語がぶつ切りにならず、演出上うまく緊迫感を与えている。
売りを放棄した本作との違いはそこ。
さすがにSRPGパートを全てとばす事は無いにせよ、
Lv引継げてもやりこみ要素が無いため作業感が…。
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「沙耶の唄 Nitro The Best! Vol.2」(商品ページ)
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良作なのに…,
2015年07月13日 by スナフ さん
短い…。4時間程で終ります。内容はホラーです…が、
なにぶん短すぎて展開がダイジェストのようになってます。
危険な目に遭いながらも少しずつ真相に近付いて行き…
という殻の少女の様なサスペンスホラーにありがちな構成ではありません。
そこを丁寧に描けば間違いなく良作になったものをとつくづく思います。
選択肢が2ヶ所じゃ…ね(笑)。
その短さが必須な訳でもなく…。挑戦としては良いんです…
取り組み方やプロット、東口さんのキャラは間違いなく良いんです…が…。
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「クロノベルト〜あやかしびと&Bullet Butlers クロスオーバーディスク〜」(商品ページ)
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別々に出してくれたらよかったのに…,
2015年07月13日 by スナフ さん
☆3.8くらい。全3話構成(“かりそめのたびびと”“復讐するは神になし”“クロノベルト”)で、
前2シナリオが本編である“クロノベルト”に繋がっていきます。
“かりそめの〜”はあやかしびとの世界にアルフレッドが、
“復讐するは〜”ではバレットバトラーズの世界で九鬼が、
雲外鏡という鏡のあやかしの誘いに応じ、己が見失った大切なものをそれぞれの世界で見つける物語で、
本編“クロノベルト”への序章となっています。
物語の構成はライターさんのおかげで充分楽しめますが、
それでも全く異なる設定、世界観を持つ2作品を融合させようとしたため世界観にいまいち統一性が無く、
また、登場人物もやたら多いので“FDだから登場させただけ”的キャラもいて、
バトルに参加しないどころか話の根幹にすら触れずに終わるキャラも…。
そのため元の作品同様の楽しさを求めてプレイすると物足りなさを感じるかと。
FDなんだから…と言ってしまえばそれまでですが。
…メインヒロイン(特に“すず”)すら脇役扱いはどうかと(笑)。
両作品とも面白かっただけに、そのFDということで期待しすぎたかも…。
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「Worlds and World’s end -ワールズ・エンド・ワールズエンド-」(商品ページ)
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先が見えないシナリオが問題。
2015年07月01日 by スナフ さん
並行世界物なんだけど話の主軸が元に戻る事よりそれぞれの旅立ちに置かれているという少し変わったシナリオ。最中は何を目指してプレイしているのかいまいち判りません。
原因も判らぬまま朝の来ない世界へと放り出され戸惑う人々…の筈があまり悲壮感も無い。
元の世界の仲間には忘れられ居なかった事になっているが、
それぞれが前を向き進んで行こうとする姿を丁寧に描いている。
ただ、悪く言えばそれだけだし、物語の起伏も微妙。
元の世界に戻る事は殆ど考えずに最後まで話が進むため、
広げた風呂敷を閉じ切れて無い印象。
戻りたくても戻れずにそれぞれの道を進まざるを得ないことへの悲しみが描かれていない。
そこさえ描けばもっと評価はよかっただろうに…。
まぁ、クロスチャンネルを始め元に戻ろうとする物語は多々あるし、
少し違った形の視点で見るのも悪くは無いか。
ただそれを見ていて楽しいかと言われれば…こういう評価になってしまうのが残念。
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方向性がわからない…。
2015年06月29日 by スナフ さん
アリスはこの路線で行くんだろうか…と心配になった作品。自分には合いませんでした。
序盤はストーリーが見えないままたんたんとクエストを繰り返していくことになります。
個々のクエストに特別繋がりも無くそれでも最初は楽しめます。
…が、キャラのレベルごとに攻撃回数が決まっているから攻撃回数が無くなっ たらHPあっても行動不能。
そのためにレベルを上げる必要があり終わったクエストを何度もやらされる始末。
だから作業感がたっぷり。アルケミマイスターのような構成を期待してると偉い目に遇います。
戦国ランスのような領地を広げる楽しみも無く、
終わったクエストを何度もやらないとレベルを上げられず…では途中で飽きてくる。
毎回新しいランスの見せ方、形を作っていく必要があるため苦労しているのはわかるが、
RPGの戦闘シーンにしたって特別なことは何も無いコマンド式。
やりこみ要素が良かったのにストーリーがおざなりなためそれも失っています…。
だんだんアリス作品の質が下がっているような…気がする。
事前情報でなんとなくスタッフ自己満足ゲーな印象を受けていたんですが、それでも老舗ブランド。
それなりのものを作り上げてくれると信じ購入しましたが、大帝国に続き残念な出来でした。
この作品でアイデアに詰まったことが、イブニクルに繋がったのかと思わされた作品。
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凄くわかり難い作品
2015年06月29日 by スナフ さん
タイトルこそ違いますが事実上ディエス イレの続編です。マリィルートのifとなっています。
ディエス イレをやったことがないと正直なに言っているのかわからないかと思います。
ディエス イレをやっていれば色々にやりとできるシーンが多々あり座に関する話はディエス イレではわかりにくかったのもあり、
そういうことだったのかと思わせる補完にもなっています。
またチンピラスキーとしは見逃せない作品でもあるのですがいかんせん首輪がついているためチンピラ度は下がります。
そしてこのチンピラと妹らしき方がディエス イレ全年齢版確認できます。
この作品の最後と併せて考えると色々面白いです。
そして今作のラスボスですが中学二年生が好きそうな事を全否定します。
まさにいろんな意味で最悪の敵です。ライターが弱い奴は○い奴には勝てないと考えている節があるのである意味本音のような、ラスボスがライターのような。
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完成していれば高評価…,
2015年06月29日 by スナフ さん
金が全てとされる経済特区で、失った仲間との絆を取り戻すADV。こういうジャンルってワクワクするんで体験版プレイ後購入。
相手との心理戦や市場を通しての駆け引き、醜い争いから、
仲間達との絆が再び…という展開を楽しみにしてたら途中から一部??に…。
プレイ済みの方はお判りと思いますが、未完成…というか広げ過ぎた構想をまとめ切れず、
急遽方針転換し繋ぎ合わせ完成(?)にこぎ着けた作品。
具体的には、
1.
本来あるはずの個別ルートを繋げ一本道にしてあります
2.
個別ルートを省略したせいでエロシーン入れると展開上整合性が
取れなくなるため省略。一人を除き回想でしか見られなくなってます。
3.
選択肢は一切無いのに、コンフィグに“選択肢でスキップを止めない”があります。
加えて、各キャラの掘り下げが少ないため展開が浅い箇所もあるし、
ゲーム全体のボリュームも少ないです。
手を打つのが早かったのか元々のシナリオの良さもあり楽しめる程度には出来てしまってます(^_^;)。
それなら延期してでもきちんと細部(特に本土と経済環境が隔離された背景や理事会との対立など)まで作り上げたら、
エコノミックなエロゲとして十分名作足り得たんじゃ?…それだけの素材であるだけに残念でなりません。
他にもCGをフルコンプしても75%と出たり、肝心のエピローグに至っては
ボイスでは“1兆5千万”なのに、テキストでは1兆5千億と誤表示…。
いくらどうにかなってても、これを許したらいずれ第二の魔法少女アイ参が出かねません。
未完成やバグだらけでの○行発売を無くす意味でも高評価すべきではないと。
メーカーの反省と今後の期待を込めて星三つ。
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「イノセントバレット -the false world-」(商品ページ)
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いまいち盛り上がれない…,
2015年06月29日 by スナフ さん
この作品、プロットが結構綿密なのが印象的。でも、シナリオがシリアスな軍事(?)アクションものであるためか展開は平坦で一本調子。
平坦とはいっても主人公が戦うことの覚悟や意味を学び成長するきっかけとなるシーンはあるんですが、
あまり盛り上がらず、各キャラに特異点という超常の力はあるものの、見せ場もいまいちパッとせず。
厨二病的ともシリアス戦闘ものとしても物語が浅く、
背景にある謎や違和感に気づいても、そこを深く掘り下げることもない…。
加えて、ラストも壮絶な戦いや意外なラスボスが…ってほどでもありません。
各キャラの背景も浅…。つまりは練りに練ったプロットを活かしきれていない。
システム面も今ひとつ。
一周クリアすると選択肢スキップが出来ますが、
未読までスキップされるのはどうかと…(^〜^;)。
……結果、どこで盛り上がればいいんだろう?
となってしまうのが本作をクリアし終えての感想。
*これは完全な蛇足ですが、
グリザイアの楽園をプレイした方は最初のうちは少々物語りに入り込みにくいかも。
攻略女性キャラのうちメインは一色ヒカルさんなうえ、銃を持ち共に戦う主人公の名はユウジ、
そしてOPテーマ、挿入歌が飛蘭…とまでくれば…ねぇ(^〜^;)。
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「グリザイアの楽園 -LE EDEN DE LA GRISAIA-」(商品ページ)
1人中、1人の方が「参考になった」と投票しています。
賛否両論 [Getchu.comで購入済み]
2015年06月29日 by スナフ さん
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「僕が天使になった理由(わけ) LOVE SONG OF THE ANGELS.」(商品ページ)
2人中、2人の方が「参考になった」と投票しています。
悪くはないんだけど…,
2015年06月29日 by スナフ さん
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過度の期待は禁物
2015年06月29日 by スナフ さん
自分は無印以来の同シリーズプレイとなります。システムを始めとした色々な面での改善は好印象。
ですが、プレイ後の感想を端的に言えば
「エロありの戦略SLGでシナリオも良質…なんてそうそう成立するわけないか…」ってところ。
改善点は好印象でも、極論としてゲーム性が大きく変わってないのでマンネリ化は否めません。
とりあえず、このシリーズ、もう先が見えたんじゃないか…と。
内容は一応戦略SLGなので群雄モードで様々な武将が乱立する場合と、
上杉、毛利、伊達等の武将から選択してのシナリオルートがあります。個別に見てみると、
システム面:
…まぁ、プログラム自体でのバグはありませんが
システムと競合してプレイ中にエラーメッセージが出てセーブしてなきゃデータが…
って事はあります。
エロシーン:
正直、CGのレベルが低い…なんだあの塗りは?
デッサンも若干崩れてます。おまけ程度と考えいた方が良いでしょう。
ゲーム性:
戦国ランスと比べてどうか?若干タイプが違うとはいえこちらの方が作業感が○いかな?
ゲームを盛り上げる要素に欠けることが要因かと…。南蛮船が着く意味ないし(^〜^;)。
主要キャラが身につける技能の中に降伏率50%なんて無茶苦茶なのがある割りに、
包囲しても見事に切腹するし…(笑)。
エロも薄いのに作業プレイともなれば途中でどうしたって飽きてきます。
それを予見してか、日本の半分を領地としたあたりで”統一を宣言しますか?”なんて聞かれて何だそりゃ!?
って要らん気遣いが搭載されてます(笑)。
いやいや、最後まで楽しめる方向で頑張れよ!
シナリオ:
まぁ、選んだ戦国武将の戦う背景を形作るため、
あと、エロシーンに繋げるためちょこちょこシナリオイベントが挟まれる程度。なもんで、
特に武将達に感情移入することもありませんし、
主君と付き合ってても他の女武将とやってるし。
面白くないわけじゃないんですが、どうにもマンネリ&作業。
メーカーさんは頑張ったけど、個人的には残念な作品でした…。
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「CROSS†CHANNEL -FINAL COMPLETE-[数量限定版]」(商品ページ)
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普通に惜しい作品。
2015年06月29日 by スナフ さん
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なんとも評価しにくいです [Getchu.comで購入済み]
2015年06月29日 by スナフ さん
ほぼ厨二系専門レーベルlightの最新作は、ループする夢(邯鄲)の世界を舞台にしたバトルADV。厨二系は、設定が違えどおおよそお決まりの展開なだけに、
バトルシーンで盛り上がるには物語の山場とその見せ方、
バトルに至るまでにキャラクターへどれだけ感情移入できるかが肝。
んで、本作はというと、厨二系として良くまとまったシナリオなんだけど、
良くも悪くも纏まってしまってるって感じ。面白いんだけどこれってモノがない。
どこが面白かったの?と聞かれると返答に困る…そんな印象。
そう感じる原因はキャラ背景の描き方とバトルの演出の仕方かと。
個別ルートは、邯鄲での戦いが本格化してる中での分岐なので、
真剣な戦いの最中で各キャラの背景や心情を形作る日常シーンやイベントが入れられるはずもなく、
結果、個別に入ってから各ヒロインの抱える葛藤をいきなり独白で説明されるだけ。
それだけではどうしても後付けな感じしかせず、感情移入しづらい(^~^;)
加えて、演出面。夢の世界の戦いなのに戦神館側は普通に武器等で戦ってるようにしか見えず、設定をバトルに活かし切れてない感じ。
また、正田シナリオに共通することだけど、どうやってピンチをしのいだか?どう戦ってるんだか判り難い。
“難しいこと考えず、雰囲気と勢いで楽しむのが厨二系だろ?”って言われればそれまでだけど、
それならきちんと感情移入させてくれよ…と(^〜^;)。
最後に、ゲームそのものにのめりこめない要因に“物凄くテキストが読み辛い”ことが挙げられます。
スクリーンの透明度をどんなに下げても凄まじく文字が読み辛く、しかも文字の色は変えられない…。
なのに地の文がやたらと長いもんだからこれはきつかった。
こう書いてみると評価は低そうなもんだけど、
それなりにきちんと出来てるもんだからタイトルのとおり評価が難しいです。
個人的には☆3.8くらい。
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前作に比べると…, [Getchu.comで購入済み]
2015年06月29日 by スナフ さん
バルドのブランドがなければ戯画マインになってたと思われる作品内容が続編ありきのバルドバレット形式、謎は謎のままなのはともかく、各キャラクターの伏線すら回収されていない
ケイが何故ダーツが得意だったのかの説明がどこにもなかったりフランがヴォータンを前にして動けなかった理由も特にない
というか過去何度か相手しているはずなのにあの時点でのみ動けなかった理由が不明
シナリオの流れやキャラクターの行動も無理矢理だったり何故?という部分が多く読んでいてだれる
システム周りもBALDRSKYのものをそのまま使えばいいのに何故か劣化している始末
シナリオジャンプは7話まで、シーンスキップがないため周回もする気になれない、だと言うのにやたらエラーを吐いて○○終了する
毎度のごとく使えない武器も多く使う価値のないものばかり
BGMも使いまわしでシナリオもこのクオリティで本当散々延期しておいてこの出来かという評価
仮にファンディスクやアペンドディスクが発売されなければバルフィスに続くギガマインになる事でしょう
ケイが可愛いので評価は普通
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ボケばかりが集まってもなぁ…。, [Getchu.comで購入済み]
2015年06月29日 by スナフ さん
体験版の印象からあまり期待はせず10月のアニメ化を記念し、そして全作プレイ済みであることもあり購入。第一印象はタイトルの通り。
みちるの良いところは、
“深刻な場で周囲に気を遣い不器用ながらも場の空気を良くしようとする”ところ。
そんなみちるの姿を冷静になった周囲が突っ込みながらも生暖かく見守る…から良いのであり、
グリカジ劇中でも軍隊になぞらえてみちるを“欠かせない存在”だと雄二が分析した所以。
それが本作では、
“ニャンメル達以外ほぼボケしかいない”
“賑やかなシーンが大半”…な中、
四六時中ボケて文句を言ってるばかりであり、そこに周囲への気遣いなどは存在しません。
だって周りもボケばかりだから。
結果、“アホな子が騒ぎ続けている”だけになってしまい、物語に起伏も緩急もありません。
そんな展開だけで楽しいか?と言われれば、
軍事ネタや18禁ネタが無くなってる事も相まって、楽しくはないわけで…。
幸とみちるに麻子らも交え、果ては一姫までもボケに廻るものだから物語のテンポも悪い。
加えて一話完結的なエンドロール、次回予告と前回のあらすじがご丁寧に毎回入っちゃあ…ねぇ(^〜^;)。
元々、エイプリルフール企画とはいえ、グリザイアのファンでも楽しめるかといったら…
本作がロープライス作品であることを加味しても、個人的に高評価は難しい出来でした…。
ボリュームは値段以上あるんですけどね。
プレイ終盤で印象は若干変わるものの、全体的には後編が心配になる・・・そんな作品。
にしても、みちるは楽園のラスト、本作メインヒロインと色々優遇されてんなぁ・・・(^_^;)。
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