磯ロックさんのレビュー一覧




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「Go Home Quickly」を叩きつけろ!
2021年07月24日 by 磯ロック さん
田中角栄にとってのメインストーリーである政治家時代が開幕し、宰相への道の始まりを描いた巻です。再度挑んだ国政選挙で当選を果たし、赤絨毯に
足を踏み入れた角栄。
所属する党の重鎮でベテラン政治家の幣原喜重郎に見いだされ、彼の元で政治のイロハを学ぶことになる。
敗戦から復興を進めていた日本だったが、あらゆる権限をGHQに握られていて、それを打開する術が無い日々だった。
やがて、党トップの芦田が進めるGHQの意向を受けた炭鉱の国有化政策に角栄たちは反対の意思を示し離党する。
幣原に勧められて元総理である吉田茂を訪ねた角栄は、彼からある「目標」を告げられ…。
この巻から先に大和田先生が戦後政治を描いた「疾風の勇人」の主人公である池田勇人やその仲間も登場してきて、読んだことのある人ならニヤリとする展開になってきました。
「かりそめの自由」から解放され「自分たちで決められる独立した国」になる始まりが描かれ、ダイナミズムが感じられるストーリーが良く、今の政治にガッカリすることが多いだけにより面白いです。
シリアスとコミカルの緩急も上手くて、政治の話と堅苦しく考えることなく読めるので「疾風」と合わせて楽しめる一作です。
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「鉄のカーテン」の中で
2021年07月24日 by 磯ロック さん
著者がノーベル文学賞受賞を果たす一助となったノンフィクションのコミック化の続巻です。著者はかつて起きたソ連とドイツの戦争に様々な形で触れ
ていく内に、戦争について著したいという思いが芽生え、従軍した女性たちの記録を集め残す決意を固め取材を開始する。
様々な伝手を辿り多くの女性たちを訪ねて取材を重ねていき、証言を記して発表を始めていく。
だが、それらはソ連という国の体制では不都合なものばかりで、表に出るものはわずかばかりでしかないという現実が待ち受けていた…。
戦争という言葉では語りつくせないほどの過酷な体験、その中で時にはクスッと笑え、ある時は運命や縁といった言葉をも超えるような出来事を、派手さはないもののしっかりとした絵で描いています。
国の為にと純粋な想いで軍に志願した少女たちが、戦争の中で傷つき倒れ、生還を果たしても心に傷を抱えて年を重ねていく様子を見ると、平和であることがどれだけ尊くありがたいことかを実感できます。
そして普段は意識することのない「自由にものを言える」ことの大切さも分かる一冊であり、この作品は長く続いて欲しいと思うシリーズです。
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エビならぬギョーザでドラゴンを釣る
2021年06月12日 by 磯ロック さん
ムコーダは従魔のフェルが採ってきた地竜の解体と買い取りがカレーリナでは不可能だと知り、それが可能なドランの街を目指すべく旅を再開する。途中
の街で受けた依頼が元で、一匹の小さなドラゴンと出会う。
ピクシードラゴンという小さいながらも○力な戦闘力を持つ竜だったが、ムコーダは深く考えずに「ドラちゃん」と可愛らしい名前を付けてしまう。
当然ながら「ドラちゃん」に不満をあらわにするが、フェルも「自分もヒドい名前をつけられそうになった」と愚痴ったのを聞いて納得し、パーティーの一員となる。
そしてドランの街にたどり着くとそこで待っていたのは、ドラゴンの解体が出来る冒険者ギルドのマスターのエルランドだった。
彼はドラゴン好きが高じすぎる上に、ドラちゃんを見てさらに興奮し、ムコーダを散々質問攻めにする事態になるが…。
街での話がしばらく続いてましたが、旅にまた戻り新しい街や人との出会いが楽しめる展開になってきました。
今回出たエルランドは原作の中でもかなりのインパクトがある人物だけに、しばらくはストーリーも濃い展開になりそうです。
バトルはあまり無かったのですが、ドランはダンジョンのある街という設定なので新しい従魔ドラちゃんの活躍はもう少ししたら見られるので、こちらも期待できます。
特にラストでは神様組からも新しいキャラが登場してきて、より騒がしい展開になることは間違いないので(苦笑)次に向けて必見です。
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「田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 6」(商品ページ)




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「チート=何でも出来る、救える」とは限らない [Getchu.comで購入済み]
2021年06月12日 by 磯ロック さん
兎人族の街作りのための資材、そして欠かせない職人たちを集めて帰還したマサル。帰ってきた挨拶が無いことを女神ビクティニアスにたしなめられたり
もあったものの、順調に街作りが進行していた。
帰路の途中で助けたダークエルフの少女と女騎士は、王国シュテンツェンの女王エメルラルダ、お付きのエレーナと身分を明かし、王国がゴーレムの襲撃を受け何とか脱出出来たことを告げる。
二人は「シュテンツェンの状況を確認して欲しい」と頼み込み、マサルはその為に必要な準備に勤しむ。
その頃、ビクティニアスの妹アイラセフィラは王国を襲ったゴーレムについて調べていたが、彼女の能力をもってしても正体が掴めないままだった。
シュテンツェン探索に出発間近となった時、マサルを訪ねてきたビクティニアスはあることを依頼する…。
冒頭は主人公とヒロインが互いを意識し始める展開で、これならハーレム展開にはならないかもと思わせる内容でした。
その後はうって変わって今までで一番重い展開になり、誰にとっても辛い決断になるシリアスさが「主人公がいくらチートで万能でも、どうにも出来ないこともある」のがより際立っていてストーリーがしっかりしていると感じました。
終盤では懐かしい面々が登場してきて、主人公が身近な所から世界と人を変えていく様子が地味ですが良い味を出していると思います。
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新たな出会い再び
2021年03月16日 by 磯ロック さん
長く続いているごちうさですが、この巻からは今までのメンバーの組み合わせが変わるという大きな転換点を迎えます。春休みの都会への旅を過ごして
いるココア達。
宿泊先のホテルへ旅で知り合った双子姉妹のナツメとエルが泊まりたいとやって来て、にぎやかなひと時を過ごしたりと新たな思い出を作り、旅を終えて木組みの街へ戻る一行。
そして、進学したチノはココア達の、マヤ・メグはシャロがいる高校へとそれぞれが違う学校に進学し初登校するが、そこで出会ったのは…。
旅の話から新たなキャラが登場していましたが、予想通りに新たなメンバーとして同じ学校になりましたw。
これから仲良くなっていくのは間違いないですが、その前にナツメとエルの「ある事情」でひと悶着あるかもと思わせる所をどういう展開にするのかが期待できます。
少なくとも暗い展開は似合わない作品ですので、何があっても大丈夫だと思いますし、それがストーリーにより深みを与えてくれるのは間違いないでしょう。
アニメは3期が終わりましたけれど、これなら4,5期と続きそうと思うほどに楽しく読んでいけますね。
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「NANA CLIPS 7 Blu-ray/水樹奈々」(商品ページ)




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これからもパワフルな活躍を
2021年03月16日 by 磯ロック さん
無事出産が発表された水樹奈々さんの7枚目のミュージッククリップ集です。東京ドームライブ「GALAXY」で流れたいくつかの曲がメインで、特筆すべき
は今度BDボックスが発売される「クロスアンジュ」OP曲だった「禁断のレジスタンス」です。
このMVは水樹さんの故郷、新居浜市の鉱山と発電所跡でロケが行われ、その風景が激しい曲の中にある寂寥感にマッチしていて一番の出来と言って良いほどです。
ファン投票で選ばれて新規にMVが作られた「リリカルなのは」挿入歌の「Pray」も必見ですし、CM集の中には水樹さん初の愛媛ローカルCMも入っていて「ネットじゃなくて、大きなTV画面で見たい」と思っていた方にはオススメです。
ライブは当面先になりそうですけれど、これからも多くの曲を届けてくれることを感じさせてくれる一枚です。
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「田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 5」(商品ページ)




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多くの「手土産」を手に
2021年03月16日 by 磯ロック さん
グレイタス王に謁見し、王が欲している魔物の角を「献上」するのではなく「取引」をしたいと申し出たマサル。王を承諾させる為の「切り札」であるビ
クティニアスを呼び出し、彼女からの援護もあって王から街作りの資金を得ることに成功する。
そして、資材の買い付けと街の発展に必要な職人のスカウトをすべく、父親がレンガ職人をしている騎士の案内で彼の父親の元に向かうが…。
この巻ではバトルやモノづくりよりは「仕込み」がメインというストーリーで、建物の資材だけでなく家畜になりそうな魔物の購入、そして何より必要な「人材」にもきちんとスポットを当てていて、いきあたりばったりになっていないのがポイントです。
兎人族の街に帰還し本格的な街づくりがいよいよスタートとなりますが、その途中で何か訳ありな二人組との遭遇、マサルが魔法の特訓を始めるなど飽きさせない次の展開もあってますます楽しみです。
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「田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 4」(商品ページ)




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ネゴシェイターVSキング
2021年03月16日 by 磯ロック さん
異世界に来てから世話になっている兎人族が安心して住める街作りを進めていたマサルだったが、狂暴な熊の魔物「魔熊(まゆう)」が出没していると知り
退治に乗り出す。
何とか仕留めたかと思った直後、もう一匹いたことに気づくが油断していたマサルは負傷してしまう。
窮地に陥ったものの駆け付けたアデリナによって体勢を立て直し、完全に退治に成功する。
後顧の憂いなく街作りを再開し、女神ビクティニアスが妹のアイラセフィラを連れて訪ねて来るなどにぎやかに進んでいたが、ある日遭難した一団がたどり着く。
それは、兎人族の住んでいた街を武力で奪った王の配下たちだった…。
魔物とのバトルの後はしばらく和んだ展開で、新たなヒロインも登場してきますが、すぐにハーレム展開にはいかない所は人によっては物足りないかもしれませんけれど、良い展開だと思います。
街作りを進める上で先のことまでしっかり見据えた設計で建造していることも分かり、何でもかんでもチート頼みではないのもストーリーが練れていると感じました。
そして、新たな「戦い」は武器を使うものではなく「駆け引き」がものを言う静かな戦いでそこも見所です。
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「となりの代理人―フットボール・エージェント― 1」(商品ページ)




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「人生」を背負う仕事
2021年03月05日 by 磯ロック さん
様々なスポーツで選手がチームとの交渉時などに補佐をする「代理人」を取り上げたサッカー漫画です。新人代理人の透は、事務所の先輩の立石から担
当を引き継いだ選手が試合中に負傷した一報を知り、立石と共に当人を訪ねる。
その選手、田丸は頭部を○打したものの大丈夫だと言い張るが、すぐに診察を受けるべきと徹も立石も勧めるが、田丸は負傷で出場できなければ契約金に響くことから拒む中、透はあることを打ち明け説得する。
それは、彼が代理人になる決意をしたきっかけだった…。
「代理人」と言うと、よく聞きはするもののその仕事内容が知られていないだけに悪いイメージがあると思われがちですが、この作品では様々な出来事を通してその仕事を描いています。
ベテランで曲者の立石をはじめ、切れ者の女性先輩、いぶし銀の弁護士経験者といった顔ぶれの中で主人公はまだまだ頼りなく、良くも悪くも純粋な所が諸刃の剣です。
一方で誠実な所があり、有望な社会人選手にオファーが来ても下手したら今の仕事より収入が下がるリスクからむやみにプロ入りを進めない真摯さも良いと思います。
あとは、○豪チームのワンマン社長がとある国の偉いさんだった方を連想させるという相変わらずのキワどいネタwと社会人選手のラブコメ未遂も良かったですね。
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心に灯った「炎」
2021年03月05日 by 磯ロック さん
希代の政治家、田中角栄を描くこの作品も遂に政治家への道のりに入ってきました。戦時下、米軍の空襲が激化し懇意にしている理研の工場を疎開させ
る難工事を請け負うことになった角栄。
持ち前の胆力を持ってその困難な仕事を成し遂げたが、日本は敗戦を迎えてしまう。
帰国し一面の焼け野原にショックを受けるものの、家族と会社が無事と知り再び仕事に励む中、会社の顧問を務める代議士から献金の話が舞い込む。
その会談で、角栄に政治家の資質を見出した代議士は選挙への出馬を持ち掛ける。
その誘いに角栄の心の中でくすぶっていたものが熱く燃え上がり、立候補する。
だが、選挙戦が始まった途端にGHQから「公職追放令」が出されたこと、そして補佐役を務める者が角栄を見限り自ら出馬したことで一気に不利なスタートになってしまう。
奮闘したが○固な支持層を持つ他候補の「地盤」を崩せず、落選した角栄だったが…。
シリーズの道のりもようやく本題と言える政治家時代の話になり、ここから数々の歴史を紡いできた男の姿がじっくり描かれていきます。
さすがにダーティーなイメージが○いだけに、そういう部分は抑えてパワフルで堅実かつ誠実な戦略を進めて選挙を勝ち抜く風に描かれているのが読みやすいと思います。
そして、激動の政治家生活を予想させるかのように大和田先生が先に昭和の政治家を描いた際の主人公も登場して、次巻が楽しみになってくる終わり方でした。
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