磯ロックさんのレビュー一覧




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闘志を胸に空を駆ける漢(おとこ)
2021年07月25日 by 磯ロック さん
太平洋戦争を題材にタイトルにある「343」の番号がついた航空部隊を描いた作品です。第二次大戦も連合軍の攻勢により終盤になりつつあった1944年秋
、フィリピンで米軍を迎え撃つ海軍パイロットがいた。
そのパイロット菅野直(なおし)は、敵機を次々と撃墜するものの、自身の機体もボロボロにしてしまう戦い方から「デストロイヤー」の仇名で呼ばれる闘志の持ち主だった。
しかし、彼やその部下たちが奮闘しても攻勢を止めることが出来ず、軍上層部はパイロットの生還が望めない体当たり戦法「特攻」を立案する。
菅野はそれに志願しようと決意し本土に帰還した際に、連合艦隊の中枢を担う参謀の源田実と出会う。
彼は菅野の腕を見込んで、日本本土を米軍の攻撃から守る為の防空部隊への参加を訴えてくる。
菅野はそのスカウトを拒むものの、特攻によって戦友たちの命が失われていく現実を前にして、決断する…。
様々な作品で取り上げられるパイロットを主人公にしているので、それらの作品のファンの方にも読んで欲しい一作です。
著者は「永遠の0」コミック版などで多くの空戦シーンを描いているだけに、機体のディテールや機動などもしっかりと描けていて迫力十分です。
ストーリーに菅野のエピソードも盛り込んでいて、熱血漢かつ無鉄砲であると同時に筋の通らないことには上官でも立ち向かったという人となりもよく分かるようになっています。
もちろん、戦争を描いているだけにカッコよさだけでなく、本土にいる時に肉親が訪ねて来る辺りは胸が詰まるような思いを感じますし、過酷な時代であったこともきちんと描いていて、少しでも戦争の辛さや虚しさを知ってもらいたいという思いが感じられました。
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何をもって「幸福」と呼ぶのか
2021年07月25日 by 磯ロック さん
母ペティが向かった「アリスズクレイドル」へと向かうための「鍵」作りに、故郷の中央コロニーを目指していたチコ達は再度戦車ロボットの襲撃を受け
る。
苦戦している最中に助太刀に現れたのは、母子共々厳しく鍛えられた恩師の調査技官ビルギッタだった。
戦車ロボットを撃破しコロニーに帰還すると、上層部が調査を打ち切ろうとしていると分かり「鍵」の完成を急ぐ。
ビルギッタの相棒のロボットのデータなど多くの「犠牲」によって完成した「鍵」を持って「アリスズクレイドル」へとたどり着くチコとピノ。
そこで待ち受けていたものは、数々の過酷な真実の嵐だった…。
滅びが進みつつある世界を舞台にしたSFでしたが、今にも通じる部分があると感じられる作品で「100%のハッピーエンド」ではないラストは色々と考えさせられる一作です。
チコが対峙した存在が「絶対の幸福」を主張していましたけれど、それが正しいと断言できるわけも無く、そしてチコが下した決断も同じく絶対正しいとは言えないラストであり、表紙カバーをめくると「その先」が描かれていてやり切れないものを感じます。
でも、様々な苦労や悩みに向き合って得る幸せの価値は大切だと分かるストーリーで、この旅を多くの人に読んで欲しいと思います。
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心を繋ぐ [Getchu.comで購入済み]
2021年07月25日 by 磯ロック さん
コロニーの電力低下の原因を探る旅を続けているチコは戦車ロボットの襲撃によって負傷し、ロボットに人格を移植している弟のピノも機能停止のピンチ
に陥る。
ピノの人格が消える寸前だったが、アレクセイとユーリィの父子に助けられ、かろうじて「ピノ」は守られた。
同じ調査技官の母ペティもここに立ち寄ったと知り、詳しい話をユーリィに尋ねるものの拒まれてしまう。
どう接するべきか悩んでいると、一体のロボットが拘束されているのを見つける。
そのロボットは、ある出来事から正常な動作をせず時々徘徊をしている為アレクセイが拘束していたが、ユーリィはその仕打ちに反発して親子がギクシャクしていると知ったチコ。
ロボットのデータを調べて、そこから見つけ出した解決法は…。
この巻で、旅の最終目的地が分かりますが、そこに至るまでに一組の親子とロボットにまつわる話を通して「心」は「生物だけのもの」なのかと考えさせられるストーリーが展開されます。
とりわけロボットの徘徊の「理由」が分かった時にはその思いがより○く感じられます。
さらに、回想でピノが不治の病のため満足に動くことも出来ない中で「生きる」為にロボットに人格の移植を決断しチコが実行するシーンは、絶対の正解ではないとしても物語の大きなテーマの一つをしっかりと表していると思いました。
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脱サラは異世界で!
2021年07月24日 by 磯ロック さん
現在アニメが放送中のなろう系原作ラノベのコミック版です。社畜ライフにたまりかねていた礼司は、ある日通勤している最中に見知らぬ森に迷い込む
。
異世界に来たことを確信した彼は、自身に「鑑定」「創○」というスキルが付いていることに気づく。
その時、ケガをしている狼を見つけた礼司は早速「創○」スキルを活かしポーションを作って傷を治す。
するとその狼は人狼だと分かり、その少女ノエラと共に近くの街へ向かう。
そこで試しにポーションを売ってみると、恐ろしくマズい従来のものとは違って美味しく効き目抜群の礼司の品物はたちまち評判になり…。
アニメ版では主人公が異世界へ来てからノエラやミナと出会い、ポーションの売り上げを元に○屋を開業する経緯を省略して、既に店を構えている所から始まっているので、こちらの方で見たらより分かりやすいです。
絵はキャラたちが魅力的に描けていますし、所々でネタに走ったりもしていますが(苦笑)それも楽しめるストーリーで、タイトル通りにゆったりと読める一作です。
「異能を駆使して国や世界を救う!」なんて大それた話ではなくバトルもほとんど無いですが、身近な所で役に立って皆を笑顔にするという「等身大」な話が好きな方にはオススメです。
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「Go Home Quickly」を叩きつけろ!
2021年07月24日 by 磯ロック さん
田中角栄にとってのメインストーリーである政治家時代が開幕し、宰相への道の始まりを描いた巻です。再度挑んだ国政選挙で当選を果たし、赤絨毯に
足を踏み入れた角栄。
所属する党の重鎮でベテラン政治家の幣原喜重郎に見いだされ、彼の元で政治のイロハを学ぶことになる。
敗戦から復興を進めていた日本だったが、あらゆる権限をGHQに握られていて、それを打開する術が無い日々だった。
やがて、党トップの芦田が進めるGHQの意向を受けた炭鉱の国有化政策に角栄たちは反対の意思を示し離党する。
幣原に勧められて元総理である吉田茂を訪ねた角栄は、彼からある「目標」を告げられ…。
この巻から先に大和田先生が戦後政治を描いた「疾風の勇人」の主人公である池田勇人やその仲間も登場してきて、読んだことのある人ならニヤリとする展開になってきました。
「かりそめの自由」から解放され「自分たちで決められる独立した国」になる始まりが描かれ、ダイナミズムが感じられるストーリーが良く、今の政治にガッカリすることが多いだけにより面白いです。
シリアスとコミカルの緩急も上手くて、政治の話と堅苦しく考えることなく読めるので「疾風」と合わせて楽しめる一作です。
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「鉄のカーテン」の中で
2021年07月24日 by 磯ロック さん
著者がノーベル文学賞受賞を果たす一助となったノンフィクションのコミック化の続巻です。著者はかつて起きたソ連とドイツの戦争に様々な形で触れ
ていく内に、戦争について著したいという思いが芽生え、従軍した女性たちの記録を集め残す決意を固め取材を開始する。
様々な伝手を辿り多くの女性たちを訪ねて取材を重ねていき、証言を記して発表を始めていく。
だが、それらはソ連という国の体制では不都合なものばかりで、表に出るものはわずかばかりでしかないという現実が待ち受けていた…。
戦争という言葉では語りつくせないほどの過酷な体験、その中で時にはクスッと笑え、ある時は運命や縁といった言葉をも超えるような出来事を、派手さはないもののしっかりとした絵で描いています。
国の為にと純粋な想いで軍に志願した少女たちが、戦争の中で傷つき倒れ、生還を果たしても心に傷を抱えて年を重ねていく様子を見ると、平和であることがどれだけ尊くありがたいことかを実感できます。
そして普段は意識することのない「自由にものを言える」ことの大切さも分かる一冊であり、この作品は長く続いて欲しいと思うシリーズです。
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エビならぬギョーザでドラゴンを釣る
2021年06月12日 by 磯ロック さん
ムコーダは従魔のフェルが採ってきた地竜の解体と買い取りがカレーリナでは不可能だと知り、それが可能なドランの街を目指すべく旅を再開する。途中
の街で受けた依頼が元で、一匹の小さなドラゴンと出会う。
ピクシードラゴンという小さいながらも○力な戦闘力を持つ竜だったが、ムコーダは深く考えずに「ドラちゃん」と可愛らしい名前を付けてしまう。
当然ながら「ドラちゃん」に不満をあらわにするが、フェルも「自分もヒドい名前をつけられそうになった」と愚痴ったのを聞いて納得し、パーティーの一員となる。
そしてドランの街にたどり着くとそこで待っていたのは、ドラゴンの解体が出来る冒険者ギルドのマスターのエルランドだった。
彼はドラゴン好きが高じすぎる上に、ドラちゃんを見てさらに興奮し、ムコーダを散々質問攻めにする事態になるが…。
街での話がしばらく続いてましたが、旅にまた戻り新しい街や人との出会いが楽しめる展開になってきました。
今回出たエルランドは原作の中でもかなりのインパクトがある人物だけに、しばらくはストーリーも濃い展開になりそうです。
バトルはあまり無かったのですが、ドランはダンジョンのある街という設定なので新しい従魔ドラちゃんの活躍はもう少ししたら見られるので、こちらも期待できます。
特にラストでは神様組からも新しいキャラが登場してきて、より騒がしい展開になることは間違いないので(苦笑)次に向けて必見です。
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「田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 6」(商品ページ)




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「チート=何でも出来る、救える」とは限らない [Getchu.comで購入済み]
2021年06月12日 by 磯ロック さん
兎人族の街作りのための資材、そして欠かせない職人たちを集めて帰還したマサル。帰ってきた挨拶が無いことを女神ビクティニアスにたしなめられたり
もあったものの、順調に街作りが進行していた。
帰路の途中で助けたダークエルフの少女と女騎士は、王国シュテンツェンの女王エメルラルダ、お付きのエレーナと身分を明かし、王国がゴーレムの襲撃を受け何とか脱出出来たことを告げる。
二人は「シュテンツェンの状況を確認して欲しい」と頼み込み、マサルはその為に必要な準備に勤しむ。
その頃、ビクティニアスの妹アイラセフィラは王国を襲ったゴーレムについて調べていたが、彼女の能力をもってしても正体が掴めないままだった。
シュテンツェン探索に出発間近となった時、マサルを訪ねてきたビクティニアスはあることを依頼する…。
冒頭は主人公とヒロインが互いを意識し始める展開で、これならハーレム展開にはならないかもと思わせる内容でした。
その後はうって変わって今までで一番重い展開になり、誰にとっても辛い決断になるシリアスさが「主人公がいくらチートで万能でも、どうにも出来ないこともある」のがより際立っていてストーリーがしっかりしていると感じました。
終盤では懐かしい面々が登場してきて、主人公が身近な所から世界と人を変えていく様子が地味ですが良い味を出していると思います。
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新たな出会い再び
2021年03月16日 by 磯ロック さん
長く続いているごちうさですが、この巻からは今までのメンバーの組み合わせが変わるという大きな転換点を迎えます。春休みの都会への旅を過ごして
いるココア達。
宿泊先のホテルへ旅で知り合った双子姉妹のナツメとエルが泊まりたいとやって来て、にぎやかなひと時を過ごしたりと新たな思い出を作り、旅を終えて木組みの街へ戻る一行。
そして、進学したチノはココア達の、マヤ・メグはシャロがいる高校へとそれぞれが違う学校に進学し初登校するが、そこで出会ったのは…。
旅の話から新たなキャラが登場していましたが、予想通りに新たなメンバーとして同じ学校になりましたw。
これから仲良くなっていくのは間違いないですが、その前にナツメとエルの「ある事情」でひと悶着あるかもと思わせる所をどういう展開にするのかが期待できます。
少なくとも暗い展開は似合わない作品ですので、何があっても大丈夫だと思いますし、それがストーリーにより深みを与えてくれるのは間違いないでしょう。
アニメは3期が終わりましたけれど、これなら4,5期と続きそうと思うほどに楽しく読んでいけますね。
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「NANA CLIPS 7 Blu-ray/水樹奈々」(商品ページ)




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これからもパワフルな活躍を
2021年03月16日 by 磯ロック さん
無事出産が発表された水樹奈々さんの7枚目のミュージッククリップ集です。東京ドームライブ「GALAXY」で流れたいくつかの曲がメインで、特筆すべき
は今度BDボックスが発売される「クロスアンジュ」OP曲だった「禁断のレジスタンス」です。
このMVは水樹さんの故郷、新居浜市の鉱山と発電所跡でロケが行われ、その風景が激しい曲の中にある寂寥感にマッチしていて一番の出来と言って良いほどです。
ファン投票で選ばれて新規にMVが作られた「リリカルなのは」挿入歌の「Pray」も必見ですし、CM集の中には水樹さん初の愛媛ローカルCMも入っていて「ネットじゃなくて、大きなTV画面で見たい」と思っていた方にはオススメです。
ライブは当面先になりそうですけれど、これからも多くの曲を届けてくれることを感じさせてくれる一枚です。
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