Kousyakuさんのレビュー一覧
「GEARS of DRAGOON 〜迷宮のウロボロス〜」(商品ページ)




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初ナインテイル。ギアドラ、燃えたぜ! [Getchu.comで購入済み]
2017年09月10日 by Kousyaku さん
●動機
ナインテイルというブランドを発見。公式サイトや販売サイトを観たらおもしろそうだったので、試しに1本、プレイを決意。Getchuさんで廉価
版が発売されていたので、購入。
●総評(ADV)
この物語は、主人公ラディの義妹であるステラ(銃の子)が難病のため、エリュシオンという大陸で竜秘玉という秘宝(治療法)を探し求めるお話です。宣伝でハクスラがよく○調されていますし、実際にハクスラしますが、ストーリー性もかなり高いゲームです。
ストーリーは、「ロウルート」と「カオスルート」と、どちらかへ中盤から分岐します。ロウ=王道で純愛、カオス=邪道で○○、というくくりが一応あるようですが、このくくり方は正確ではありません。ロウルートは、王道の割には、主人公たちがいわゆる英雄にはなりきれない不完全なところもあります。カオスルートは、邪道の割には筋が通っているし、和○もあります。
最初、私は、ロウルートはシナリオゲー重視でくるだろうけれど、カオスルートは抜きゲー重視でくるだろうな、という先入観がありました。ですが、カオスルートは、○○抜きゲーのような展開ではなく、シナリオ面がロウルートよりも深く感じました。
ロウルートでは、良くも悪くも、いかにも作られたハッピーエンドのような展開もありました。一方のカオスルートでは、主人公は発狂してしまったわけでも、○○されてしまったわけでもなく、正気のまま、自分であるまま、家族を守るという名目で、邪道へ突き進みます。
異種族の共存がこのゲームのテーマなのでしょう。大枠で言えば、ロウルートでは共存の成功を描き、カオスルートでは共存の失敗を描きます。主人公が正しい何かを○く信じつつも、外道に落ちぶれて行く姿は、カオスルートの見どころだったと思います。ある意味でこちらがトゥルールートです。
●総評(RPG)
このゲームの評価は、プレイヤー自身が、どれだけRPGという分野をやり込んでいるか、あるいは適性があるか、にも依存されます。私はこのゲームを、ノーマル/イージーでプレイしました。ノーマルでもかなりの手ごたえがあります。イージーにしてもまだ手ごたえがあります。本物の初心者は、イージーがお勧めです。戦闘スキップ機能などもありますので、やりやすいかと思います。逆に、初心者は、ノーマル以上は推奨しません。積みますから。
私自身、ハード以上はプレイしませんでした。ネット上のレビューを見ると、ハード以上は本物のハードゲーマーたちがやる難易度のようですね。私は、ロウルートとカオスルートがクリアできて、クリア後のおまけダンジョンをクリアした時点で満足してしまいました。魔石改造や装備品のランクアップ機能までは使いましたが、ギア改造は全く使いませんでした。ノーマル程度までの難易度であれば、ギアはなくても全然問題ありませんし、むしろ使い勝手が悪いと思います。ただ、魔石は、特定の攻撃属性やダメージ限界値を上昇させたりなどできるので、ノーマル以下の難易度でプレイしてもかなり使えました。
戦略性が重視されるRPGのようですが、ノーマル以下の難易度であれば、意外と力押しでもなんとかなってしまいます。なぜなら、このゲームには、アサルトチェインという、いわゆる合体攻撃があるからです。リミットゲージを貯めて、アサルトチェインを敵より早く数発打ち込めば、数ターンでボス戦でも勝利してしまいます。アサルトチェインが評価の分かれ道とも言えますが、私はおもしろかったと思いました。長期戦の消耗戦という戦闘は楽しめませんが、いわゆるヒーローものの決めシーンのノリでプレイすると、アサルトチェインでニヤリとできます。特にカオスルートは、ほぼ全員変身付き。
ゲームバランスが悪いという意見も聞いたことがあります。私は、他社さんと比べても悪くはないバランスだと思いました。何よりも、このゲームはRPGのシステムが複雑です。魔石やギアといったカスタム、厨房での料理アイテム作成、スキルツリーといった技の習熟度、多数のパティメンバー編成、ダンジョンの汚染度という難易度調整などなど、やりこみ要素がたくさんあります。もし、ゲームバランスという意味で難易度が高いと思われることが問題であれば、手加減の効いているイージーでプレイすれば問題はありません。ゲームは、周回でのやり込みプレイにも耐えられるバランスだったと思います。
エロゲのRPGということで、低く見る輩もいるようですが、このゲームは十分に遊べるエロゲです。私が入手した廉価版は、おそらく修正パッチが入っているのでしょう。しかし、これだけ複雑なRPG+ADVで一度もフリーズや画面落ちといった大きなバグもなくプレイできたのは感心しました。
●キャラ&ヒロイン
ハクスラRPGというゲームの性質上、仲間キャラや敵キャラが多数出てきます。キャラ数が多いので、全キャラを把握するのに少し時間がかかります。ルートによって、仲間キャラやボスが若干違い、同じキャラでも全然違う展開になるのも楽しめました。キャラ造形が浅いという批判もあるようですが、私は、主人公や兄貴たちの男の生き方が熱くて特に好きでした。
このゲームのメインヒロインは誰か、という別の問題もあります。私は、最初、フィリア(騎士の子)かステラ(銃の子)がメインヒロインだと思っていました。なぜなら、フィリアは幼なじみ的なポジションであるからです。また、ステラの方は、義妹ポジションです。彼女たちは序盤から一緒にいますし、重要な役割もあります。何よりも、この物語は、ステラの治療法を探し求めるお話だからです。
しかし、ゲームをクリアまで進めてみると、メインヒロインが誰だったのか、が私の中で修正されました。シータ(萌えな竜)がメインヒロインだったのでは?というある種の驚きと共にゲームをクリアしました。シータは、ロウルートでもカオスルートでも重要な役割&個別ENDがあります。それにしても、カオスルートの個別ENDがあるヒロインたち、扱いがちょっとひどかったな、とも思いました。シータ以外のENDは、打ち切りENDに見えたからです。カオスルートはクリアするのであれば、ある意味でシータ一択なので、シータがメインヒロインに見えました。もしかしたら、このヒロイン考察は、違うかもしれませんが。
●エロ
このゲームは基本的にシナリオゲーではありますが、エロシーンもたくさんあります。通常、エロゲでは、純愛系と○○系を同時にはやりませんが、このゲームはルート分けしているものの、純愛も○○もやります。逆に言えば、エロという観点からすれば、人を選ぶエロゲです。純愛のみ好きな人は○○がきついことでしょうし、○○のみ好きな人は純愛がきついことでしょう。
ゲーム総体としては、ロウもカオスもどちらのルートもプレイすると、物語の全体像がくっきりと見えてきます。どちらのルートもプレイしないと、少しもったいないですね。
また、使えるかどうか、というと、使える類に入るゲームです。長時間一緒にRPGで苦楽を共にした愛着あるヒロインたちがエロいことをするのは、股間にぐっときます。
●今後
色々と書きましたが、とても楽しめるゲームでした。ギアドラ2も既に発売されているようですので、そちらもプレイしたいと思います。
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