レビュー

さんのレビュー一覧

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「ノラと皇女と野良猫ハート」(商品ページ)

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切れ味の鋭い良作。エロゲとしては異質な面もアリ

2016年03月08日 by さん

 とにかく序盤は最高に面白いです。CG、BGM、シナリオ、キャラクター、声優の演技等全てにおいて一級品。温かみのある人間関係や他者への思いやり等、人の優しさをストレートに描いた作風が本作の最大の魅力だと思います。本作独自の特色や魅力も沢山あります。主人公が猫になる、という設定自体はそれほど独創的でもないですが、そうなってからの苦労や感動などの心情、猫の生態などの知識に関する描写の厚みがハンパなく、容易く感情移入できてしまいます。加えてヒロインの個性も、型にはまらないタイプが多いです。ラブコメ系エロゲでは特に、読み手に嫌われそうな属性や個性を過剰に排除する傾向があり、主人公との仲も特にこじれないのが一般的ですが、ヒロインの一人、黒木未知はその数少ない例外のひとつです。主人公とまともに喧嘩したりすれ違ったりするヒロインなんて久々に見ました。彼女の個性は、ともすれば嫌われてしまうような側面も逃げずにしっかりと描き、差し引きしても魅力が残るように絶妙に練られており、読み手に過度に媚びず、且つ自己満足でもなくしっかりと魅力的に描ききれています。ほか三人もさまざまな要素を抱えた厚みのある個性を持っており、キャラクター造形力は業界随一といっても過言ではないかもしれません。短所としては、中盤以降話がやや単調になる傾向があることと、挿入歌を良くわからないタイミングで使いすぎていることです。スケジュールが間に合わなかったのかEDも未完成で、最後のあたりで若干の詰めの甘さを感じました。しかし多少の短所を差し引いても大満足な出来です。オススメですよ。

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「ワールド・エレクション」(商品ページ)

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まあまあです。 [Getchu.comで購入済み]

2016年02月28日 by さん

主人公は、その能力の希少さや本人の使いこなしの良さ故に、周りからの注目度やヒロインからの好感度が最初から高いです。
共通・個別√をやっていくと、そうなるに至った理由が少しずつわかるようになっていきます。
主人公が選挙戦に参戦する動機は完全に私情なので、何とも勝手な設定で…と思いますが、話が進むにつれて成長していく主人公なので、そこには目を瞑りました。
異世界融合設定でありがちな、世界間戦争を「過去のこと」としているあたり、設定を最大限利用しながら、余計な部分に影響されないようにしたいのが伝わってきました。

10周年記念作品とあって、ENDがあるヒロインの数はとにかく多いです。
過去作の77のように、しっかりとした√があるわけではないですが、サブキャラの多くが攻略対象です(立ち絵があるキャラ)。
同じような設定の話なので、今作も各ヒロインをしっかり攻略したかった欲はありますね。

そんな中、クルルのトゥルー√をやってしまうと、他の√について「ここで終わっていいのかな」と思ってしまいます。

(続きを表示する)

それくらいインパクトが○いです。
てっきり天然ちゃん(キャラ付)か何かの比喩かと思っていましたが、「破壊神」が本当だとは思いませんでした。
どの√でも最○の戦闘力を見せているソフィアが簡単に無力化されるところ等はその最たるものです。
トゥルー√を見てから思い返すと、あれだけ「破壊神」設定を言い続けたのもある程度納得できます。
クライマックスで、クルルの感情がよく見れたのはとても良かったと思いました。

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「アストラエアの白き永遠(とわ)」(商品ページ)

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本当に惜しい [Getchu.comで購入済み]

2016年02月09日 by さん

 総合的な完成度は高いです。CGとBGMの出来が非常によく、シナリオの出来もいい。何より最終的に綺麗な大団円で終わるのが、過去作には無かった魅力と言えるでしょう。描ききれていない要素がまったく無いのです。十分面白いのですが、シナリオに星空のメモリアの焼き直しとおぼしき要素が少なからずあったのは少し残念でした。ほかにもシナリオや演出に詰めの甘い部分が散見され、神ゲーには二、三歩届かないといった感じです。非常に力の入った作品ですが、本作には不必要か、さほど重要ではない要素(戦闘シーンなど)に大きく労力を割き、心理描写など重要な要素に粗があったりするので、色々と勿体無い作品と言えます。持てるポテンシャル、 FAVORITEならではの魅力を生かしきれれば、同ブランド最高傑作にもなりえたかもしれないのですが。

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「サクラノ詩 −櫻の森の上を舞う−」(商品ページ)

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凄まじく長い。独特の魅力がある

2016年01月26日 by さん

 良い作品・・ではありますが正直自分には合いませんでした。作品に魅力がないのではなく作品の魅力についていけなかった感が○いです。日常パートが恐ろしく長くヒロインとの距離が縮まる過程もよくあるご都合主義恋愛ではなく極めて丁寧に描写されています。そこに魅力はあるののですが個人的にはもっとテンポが良いほうが好みでした。
 加えて登場人物のほとんどが立派な人すぎる。ギャグシーンではよくボケますが素晴らしい夢や理想、尊敬せざるをえない長所を内面に抱えており、本当の意味で程度の低いキャラが存在しない。魅力がありすぎるせいでかえって感情移入しづらかったです。むしろ有象無象の存在としてぞんざいに扱われているモブ男女達のほうが個人的には好感が持てました(笑)。
 内容的には全てにおいて高水準で、今期最高の作品の一つであることは確かです。私のようなひねくれた底辺でなければ十二分に楽しめるでしょう。文学や哲学にそれなりに造詣のある方に特にオススメです。それらにまったく興味がなく、キャラにあまり魅力を感じない、またすぐに退屈してしまう方はやめておいたほうがよいでしょう。私のように良さを半分も理解できずに投げ出してしまうのが落ちです。

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「花の野に咲くうたかたの プレミアム初回限定版」(商品ページ)

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個人的には好きだけど・・・。 [Getchu.comで購入済み]

2015年03月31日 by さん

桜花の推理力と、道隆の色を見る能力で、過去の伝承を探っていく展開かと思っていました。
各√で石や鏡の影響を受ける描写はあるものの、あくまでヒロインとの関係の方に重点が置かれており、過去作と比べてみても、伝奇要素は抑え目です。
特別冊子に記述はありますが、ゲーム中に深いところまで解明されないのは、ヒロインとのシナリオを押すという意図があるのかもしれません。

ヒロインは5人で、桜花√にのみトゥルー√のような、桜花や色の設定に迫るシナリオがあります。
その部分では、あっぷりけらしさが出ていると感じました。

サブキャラにちゃんと立ち絵とキャラ付があるので、おまけ√が無いのが残念です。
前述のように、各√で、設定の核心に迫ることは少ないので、サブキャラ√の余地もあったのかなあと思いました。

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「赤さんと吸血鬼。」(商品ページ)

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シナリオがなあ・・・・・・。 [Getchu.comで購入済み]

2013年12月03日 by さん

 BGM、グラフィック等は優秀。ただしシナリオは問題だらけ。攻略ヒロインは三人だけのくせにシナリオが異常に薄くそもそも個別ルートすらない。選択肢で変化するのはエンディングとHシーンのみ。キャラの魅力を引き出すためのイベントはほとんど発生しない。そもそも主人公がまともにヒロインと恋愛しない。恋愛というより、わけのわからない理由で始まった体だけの関係が延々と続くような感じでストーリー性は皆無。体験版をプレイしてストーリーに興味を持って買ってみたらキャラゲーですらなかった。非常に残念。

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